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大学院修士課程での研究生活について書いています

院試当日

2017年8月25日

この日行われたのは口頭試問だけなので午前中で終わり、帰りに七光台温泉に寄ったのちに帰宅した。

家に着いた時、一週間ぐらい外出していたような感覚に襲われた。 この二日間、ずっと口頭試問の問答を脳内シミュレーションしていたり、めちゃくちゃ重い荷物(スーツ一式+仕事用macbook pro入り)を背負って最高気温34℃の中を歩き回っていたりして単純に疲れたからかもしれない。不思議な感覚ではあった。

半年以上の期間を準備に費やして何かをやったのは本当に久しぶりだったと思う。数年前までマンドリンオーケストラの活動をしていた頃のことを少し思い出したが、あの時は一人ではなかった。しかし今回は、すべてを一人で成し遂げた。

いきなり教授にメールを送ってアポを取ってからの研究室訪問から始まり、院試の説明会にも足を運び、英語の勉強をし、数学の勉強もし、研究に関連する論文を読み、研究計画を書き、受験のための有給と宿泊先を確保して、大学卒業以来8年ぶりにアカデミアの世界に臨んだ。

社会人になってから仕事以外のことを殆どしてこなかった自分にとっては、この受験自体がちょっとした冒険だった。

とにかく終わったのだ。あとは結果を待つことしかできない。

なお、守秘義務があるようなので試験詳細は書けないのだが、どんな感じだったかざっくり書いておく。

  • 口頭試験会場は筑波大学内の指定された場所に設置されている掲示板にしか書かれていない(これは受験者心得に書いてあった通り)
  • 掲示板には試験開始時刻は10時~17時と書いてあったが、集合時間は書かれていなかった。まぁ常識的に考えて30分前に会場にいれば大丈夫やろと、9時30分に控室に着いたらなんかすでに大量の受験生が居て説明が行われている最中だった。
  • 聞けば、9時30分が集合時間で、ちょうどTOEIC/TOEFLのスコアシートを回収している所だった。
  • 集合時間に遅れたら普通にアウトだった。かなりヤバかった。社会人の常識を発揮して危機を回避した俺えらい。
  • 控室に貼ってあったスケジュール表を確認したところ、午前の部と午後の部に分かれており、午前の部の集合時間が9時30分だったらしい。
  • 口頭試験は順番がサクサク回ってきて、自分の番も午前中にうちに回ってきてあっという間に終わった。試験内容は公開されていないので割愛するが、普通の中途採用の面接の時と同じように試験管の質問に回答して終わった。時間だけ見ると本当にあっという間だった。