受験者心得が公開された
2017年7月31日
受験者心得が公開された。これで院試に必要なすべての情報はそろった。
大学院に行こうと決めたのが去年の秋ごろ、11月頃だっただろうか。しかし、それ以前にも仕事を辞めて大学院に行くことを検討していたことがある。しかし、当時の経済的な問題や、卒業後に再就職できるほどのスキルや実績がないことから躊躇していた。今は幸いなことにどちらもある。*1時は来たのである。歳も取ってみるもんなのである。
あとは試験前日につくば大学に行き、掲示板で試験当日の詳細について確認した後、その翌日試験に臨むのみである。何か仕事でトラブっても試験当日だけは絶対に休めるように有給は試験前日・当日と2日分申請してある。あとは忙しくならないようにできるだけ仕事を前倒しして進め、心身ともに充実した状態で口述試験に臨みたい。なにせ自分はあがり症なのだ。経験上、疲労がたまっていたり睡眠不足が続いている状態だとより緊張しやすくなる。
思えば研究室訪問をした時からすでに半年近くが経っている。あれからずっと準備してきた。こんなにも長い間何かのために準備してきたのは社会人になって初めてかもしれない。と思ったけどマンドリンオケの練習も公演の半年前からやってたか。まぁいいのだ。大事なのは、ただ自分がやりたいことを実現するために時間を費やしてきたということだ。
*1:こういう点で転職市場において需要が高い技術を使った仕事ができているということはありがたいことなのである
院試前最後のTOEICの結果が出た
2017年7月19日
6月末に受けたTOEICの結果が出たのでオンラインで確認。700点。相変わらずリスニングのスコアの方が低いがまぁいい。他の社会人特別選抜の受験生が何点ぐらい出せるのか全く分からないが、これで提出する。あとは口頭試験で頑張るしかできることはない。
ところで、今回のTOEICはここ半年で3回受けたうち一番良いスコアだった。
去年の10月末に受けた試験では535点という、ちょっと30歳過ぎた社会人としてはひど過ぎるスコアだったことを考えると多少は成長したのだろうか。なお535点は自分の大学(学部生)時代より低いスコアである。
part5とpart6は短時間でスコアがグワーッと伸びそうという野生のカンで集中的に語彙力を上げる勉強したのが効いたような気がする。実際、TOEICはスコア低いうちは語彙力高めるだけで簡単にスコアが上がる印象がある。多分ここから800点台まで上げるには語彙力以上のスキルが必要な気がする。
あとリスニングだけはどう勉強しても成長を感じられていない。結局いい教材がわからないので、とりあえず過去問だけ解きまくって臨んだが、やはりまだ全然聞き取れている感覚がない。いつか覚醒して「分かる、分かるぞ!私にも、意味が分かる!」みたいな瞬間が訪れるのだろうか。
英語教師の姉のアドバイスではリプロダクションというトレーニングが一番効くらしいのでTOEICの過去問使ってやっていたが、まだまだ修行が足りない。
面接前の知識整理
2017年7月12日
ひたすら関連研究の論文読みと数学の勉強(念のため)に励んでいる。
仕事はフレックスをフル活用して8:00-17:00ぐらいの勤務体系に落ち着いている。 8:00から仕事してれば業務で想定外のトラブルが発生しても19時とかに退勤して勉強する時間を確保できる。以前は早朝に勉強していたが、忙しい時期はその日の仕事が気になって集中できないという問題が生じたので、退勤後の仕事が気にならない状態の方が集中できるという結論に達した。フレックス様様である。*1
英語は先月末に受けたTOEICの結果待ち。今年入ってから3回受けたのでその中で一番高いスコアを提出する。とは言っても数年ぶりに英語をまともに半年勉強した程度。大したスコアは期待できないがこれで出すしかない。
で、今日パタヘネを読んでいて、そういえばCS関係の質問の問答を想定していなかったことに気が付いた。ひたすら自分が話しまくる想定だったが、転職活動の面接とは勝手が違うはずである。まだ1か月半あるタイミングで気づいてよかった。
とりあえず質問範囲はCS専攻を卒業した学部生を想定したものとして、以下の内容について概要と大まかな実装方法を説明できるように整理しておく。ホワイトボードにコードを書いてくださいとかあるんかな。*2
- データ構造
- キュー
- スタック
- ハッシュテーブル
- 線形リスト
- 配列
- グラフ構造
- アルゴリズム
- 俺の学部時代の卒論を説明するために改めて説明できるようにしておくべきこと
- マハラノビス距離
- 判別分析
- なぜ判別分析を使って予測モデルをつくったか
- バンドパスフィルタ
- 輝度計算
- 今同じ研究をやるとしたらどういうアプローチをとるか
- よくあるやつ
- オブジェクト指向について説明してください
- ポインタについて説明してください
- tcpプロトコルでクライアントとサーバーがconnectionを張ってデータをやり取りしてconnectionを切るまでの流れを説明してください
- httpについて知っていることをすべて説明してください
- コンパイラがオブジェクトファイルを出力するまでの流れをできるだけ細かく説明してください
- 学部生レベルのCS知識がある根拠を教えてください
- RDBとNoSQLの違いについて説明してください
- MapReduceについて説明してください
- 何か知っているCPUアーキテクチャについて説明してください(俺の場合はMIPS一択ぞ)
- オンプレミスとPaaSそれぞれのPros/Consを説明してください
- 好きな言語とその理由を教えてください
- 嫌いな言語とその理由を教えてください
- 研究室に関係するネタ
願書提出時に必要な研究計画を書いている
2017年6月30日
願書提出時に一緒にオンラインで提出する研究計画を書いているのだが、書いたことがないのでどういうフォーマットでどういう内容を書いていいのか皆目見当がつかぬ。これが学術界に縁もゆかりもないまま生きてきた人間のつらさよ(適当)。
「研究計画 書き方
」でググると、研究計画のサンプルとか書き方のコツみたいなアフィブログ記事が見つかるのだが、院試向けではなく普通に予算申請とかで使うためのフォーマットが殆どで、記事をよくよく読んでみると普段から研究しててその上で新たな研究をやるための計画という感じであった。これは少し違うと思った。
ゼロから始める研究生活のための計画となるともう少し根本的なところから書かねばなるまい、と思った。何せ自分は工学の学士号も持ってない人間なのだから。*1
そこで、深く考えずに素直に以下の内容で書くことにした。
- 自分がこれまでの5年間のエンジニアとしてのキャリアで感じた課題はこれだよ
- なぜその課題をクリアできていないのかについて述べるよ
- それを解決するために大学院でやりたい研究内容はこれだよ
- 先行研究は代表的なものだとこれとこれとこれ(3つぐらいでもいいのかしら…)があるね
- 大学院に入ったらまず最初は全然知識足りないと思うんで足りない知識の拡充につとめて、そこから研究テーマ絞り込んで着手していくよ
- あと研究以外だとこういうこともしたいね。おっさんだし。
願書提出開始まであと4日。1年前に入試説明会に足を運んだ時には、会社辞めて大学院で勉強するなんて夢物語というか全然現実感がなかったが、徐々に大学院受験というものが現実味を帯びてきた。
*1:農学士でござい
募集要項が出ていた
2017年5月5日
何気なくCS専攻のページを見てみたら今年の院試の募集要項が公開されていた。CS専攻のTOPICSには何も書かれておらず突然公開された感じだ。
これによると自分が押さえておくべき日付は下記の3つ。
- 願書オンライン受付開始
- 7月3日
- 必要提出書類の到着締め切り日
- 7月21日
- 口頭試験日
- 8月25日
- 合格発表
- 9月12日
また、よく見たら筑波大学院の募集要項ページも平成30年度入試用の情報が公開されていた。
次のアクション
上記2つの情報をまとめると自分がやるべきアクションは下記のようになる
- 研究計画書(日本語1000字程度、出願時にフォームに入力)
- ✅ 8月24日,8月25日,9月12日の有給申請を行う
- ✅ 7月3日に願書オンライン受付を行う
- ✅ 7月3日に検定料を払う(クレカ払いも選べるようなので問題なければクレカで払う)
- ✅ 7月3日に必要な書類一式のpdfをダウンロードして印刷する
- ✅ 7月4日に卒業証明書と成績証明書を書留で郵送する
- 8月24日につくば前日入りする
- ✅ 8月24日のホテルを予約する
- 8月25日の院試を受ける
- 9月12日の合格発表を待つ*1
- 喜びむせび泣きJeff Dean-sanとRui Ueyamaさんに感謝する
- 入学手続きをする
提出書類は気が早すぎて2月ぐらいに我が母校岩手大学から取得済みである。
serihiro-graduate-school.hatenadiary.jp
急に現実味を帯びてきたがまだ3か月以上ある。焦らず数学と英語の勉強を続けつつ、関係ありそうな論文を自腹を切って読む作業を続ける。
なお論文読むにあたっていろんなサイトを調べたが、とりあえず情報処理学会の電子図書館の論文を集中して読むことにする。